2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧
Rescorla, R. A, & Wagner, AR. (1972) Rescorlaの有名な論文を一度ちゃんと読んでみようかと。 数式自体は知っているのだが、なぜ差分の形で表したのか、その背景が気になったので。 〈アブスト〉 最近、我々はパブロフ条件づけの似たような理論を構築して…
Yukiori Goto & Anthony A Grace Nature Neuroscience 8, 805 - 812 (2005) Published online: 22 May 2005 ドーパミンの効果を、海馬・前頭前野、D1・D2、tonic・phasicに分けて検討。 電気生理だけでなく行動(単純な学習とルール変化への対応)も調べてる…
Schultz W. Source Institute of Physiology and Program in Neuroscience, University of Fribourg, CH-1700 Fribourg, Switzerland. J Neurophysiol. 1998 Jul;80(1):1-27. Schultz自身が書いた数少ないreview。 90年代前半の自身の研究を背景からまとめて…
Koegel RL, Schreibman L, Britten K, Laitinen R. J Autism Dev Disord. 1979 Dec;9(4):383-96. 〈アブスト〉 最近の研究で、自閉症の子供が複数の手がかりのある識別課題を提示されると、一般にそのうちの一部、多くの場合には一つの手がかりにのみ反応を…
〈学習心理学〉 参考: http://www.littera.waseda.ac.jp/enshu2/refer.html http://homepage2.nifty.com/nandemoarchive/koudou_bunseki_gaku/behavior_ana_06.htm CRF Continuous Reinforcement 毎回強化 FR Fixed Ratio 一定の回数で強化 VR Variable Rat…
Medical Journal Impact Factors 2013 - Home 上記のサイトを参考に。 神経系だと、Review (Trends~を含む)を除くと、 1. Behav Brain Sci 18.571 2. Neuron 15.766 3. Nat Neurosci 15.251 精神医学系だと、 1. Mol Psychiatr 14.897 2. Am J Psychiat 14.…
ADHDで部分強化(間欠強化)の効果が弱いという話があったが、むしろ自閉症の常同性と関係が深いのではないかと思ったので、自閉症に関しても調べてみた。 PubMedでautism, partial reinforcementでサーチすると、7件引っ掛かる。 その中でも、上記が中心的…
基底核系と強化学習の話で、皮質―線条体シナプスの可塑性に近位のドーパミン受容体の活性が関与していることは有名だが、その部位に限らずドーパミンのシナプス可塑性への関与を調べてみようかと。 dopamine STDP - PubMed - NCBI PubMedで検索すると13本引…
Steven E. Hyman, Robert C. Malenka, and Eric J. Nestler Annu. Rev. Neurosci. 2006. 29:565–98 依存研究の大物が三人で書いた総説。 様々な薬物に対する依存は、最終的にはドーパミン系の可塑性によって生じるという結論のようだ。
Pascale Waelti, Anthony Dickinson & Wolfram Schultz Nature 412, 43-48 (5 July 2001) 著名な神経生理学者のSchultzが、著名な学習心理学者のDickinsonと組んだ研究。 サルのドーパミン細胞の電気記録を取りながら、学習心理学における「阻止(blocking)…