電脳ラボ

脳のコンピュータモデルに関する論文のレビューなどを細々と続けていこうと思います。

神経科学大会2014

印象に残った発表などをメモしておく。

 

教育講演1 基礎脳科学者のための精神疾患臨床ABC教育コース

 

教育講演3 行動選択の情報処理機構:分子からシステムの理解に向けて

中西重忠 大阪バイオサイエンス研究所

オプトジェネティクスとAVVインジェクション。

報酬学習にはD1が、嫌悪学習にはD2(とA2A)が必要。(LTPを起こすために)

 

S2-F-1-4 大脳皮質・基底核神経回路の構造から価値学習の機構を探る

森田賢治 東京大院・教育・身体教育学

最近の解剖学的・生理学的知見に基づいた詳細な基底核系のモデル。

 

S2-F-2-6 強化学習に基づいた、サル線条体に存在する内因性エンドカンナビノイドの意志決定に関する役割

上田康雅ら 関西医科大学

 

S3-b-1-3 Motor and reward information in direct and indirect pathway neurons

磯村宜和 玉川大学

S3-b-1-4とS3-b-1-5も興味深い。

 

O2-H-4-4 報酬を得るために費やしたコストにより、報酬の価値は増加する

田中慎吾ら 玉川大学

 

O3-J-2-4 線条体ドパミンD1受容体は文脈依存恐怖条件付け学習に必須である

三品昌美ら 立命館

 

LS-1 脳活動計測に活かす行動実験テクニック

60年代の行動実験の教育ビデオが面白かった

 

LS-9 デコーディッドニューロフィードバック法による精神疾患の治療可能性

酒井雄希

田中沙織らとの共同研究(強迫性障害の強化学習モデル)の話も